instaforexは「ボーナスが豪華」「ロスカット水準が10%」「レバレッジが最大1,000倍」などの特徴を持っている海外FX業者です。
しかし、あまり評判は良くないためそこまで推奨できる海外FXブローカーではありません。
その理由は2つ。
- 過去に未払い(出金拒否)が多数報告されている
- FPAという口コミサイトでは「SCAM」(詐欺業者)と認定されている
評判は賛否ありますが、海外FXブローカーとして魅力的な部分があるのも事実です。そのため「instaforexについて詳しく知りたい」という人も多いはず。
当記事では、instaforexについて以下の内容をまとめています。
これから口座開設をしようとしている方へ少しでも参考になるように詳しく紹介しますね。
主に前半部分で「安全性」や「トレーダーの口コミ・評判」について、後半部分で「instaforexの特徴(メリット・デメリット)」「口座の開設方法」「入出金の仕方」についてまとめていきます。
少し長くなりますが、すべて読んでいただければinstaforexで知っておいたほうが有利な特徴や、あまりオススメできない具体的な理由がしっかりわかるはずです。
>>【海外FX】オススメ業者14選と海外FXのメリット、デメリット、注意点など徹底解説
instaforexをあまりオススメできない4つの理由
海外FX業者のinstaforexをそれほどオススメしない理由は以下の4つです。
- 未払い(出金を断られる)報告が多々あった
- 分別管理はあるが資産は保証されない
- 安全性が低いマイナーな金融ライセンスが適用されている
- 日本だけでなく世界中の金融機関から多数警告を受けている
これだけ読むととても不安になりますよね。具体的に詳しく説明していきます。
1.未払い(出金を断られる)報告が多々あった
instaforexは未払い(出金拒否)の報告が多く、安全性や信頼性が高いとは言えません。
世界中の人が投稿できる最大級のFX口コミ掲示板サイトFPA(Forex Peace Army)をチェックしてみると、残念ながらinstaforexの評価は「SCAM(スキャム)」になっています。
SCAMとは「詐欺業者」を意味するワード。日本だけでなく世界中の国で未払い(出金拒否)があると、トレーダーたちが書き込んでいるのでしょう。
簡単にいくつかご紹介いたしますね。
- instaforexはよくない。出金もできないし突然アカウントを消された
- 7,000ドルの利益があったのに勝手に押収された
- 利益が5,600ドルあったので111ドル出金依頼をしたら拒否された
上記のように多くの出金拒否の投稿が寄せられています。他にもinstaforexの口コミには悪いことが多数書かれています。口コミが投稿された日時は2020年と割と最近。今でも出金のトラブルが後を絶たないようですね。
実はFPA(Forex Peace Army)で「SCAM」と判定される業者ほとんどありません。
掲示板の口コミからわかる通り、やはりinstaforexは安全性や信頼性が高いとは言えません。口コミをもっと見たい人はFPAのサイトを確認してみましょう。
>>今すぐFPA(Forex Peace Army)でinstaforexをチェックしてみる
2.分別管理はあるが資産は保証されない
instaforexは「分別管理」はされていますが「信託保全」ではありません。
instaforexの管理している銀行は、公開されていないため誰もわかりません。もし管理先の銀行がわかったとしても信託保全は無いので注意です。
つまり、instaforexが万が一破綻した時や日本撤退になった時、利用者の資金は保証されないということです。私たちの資産がinstaforexの債務返済に勝手に使われる可能性もあります。
もし「信託保全」を第一に考えるなら
などの海外FX業者をオススメします。
3.安全性が低いマイナーな金融ライセンスが適用されている
日本を含むアジア地域で適用されている金融ライセンスは、ヴァージン諸島のマイナーなライセンスです。
このライセンスは、あまり信頼性が高くないと言われています。それは、どんな業者でも簡単に取得できるライセンスの一つだからです。
海外FXブローカーの中には、わざとマイナーな金融ライセンスで運営をしている業者も多いのです。
その理由は日本の金融庁の圧力から逃れるため。しかし、今回紹介しているinstaforexの場合は、マイナーなライセンスを適用していても出金拒否やトラブルが多いので、どのみち信頼性は低いと言わざるを得ません。
4.日本だけでなく世界中の金融機関から多数警告を受けている
日本からの警告はそれほど珍しいものではありません。どんな海外FXブローカーでも、レバレッジが25倍以上の業者は、日本の金融庁から警告を受けることがあります。
日本国内のFX業者の場合、25倍までしかレバレッジを利かせることができないため、どんなに安全性が高いと言われているXMTradingやAXIORYなども警告対象です。
しかし、instaforexは日本だけでなく世界中から警告を受けているのが現状。
これだけ多くの警告を受けている海外FXブローカーなので、どうしても信頼性や安全性は疑ってしまいますね。
それでは、次に口コミや評判をチェックしてみましょう。
instaforexの口コミ・評判|国内・海外に分けて調べてみた
instaforexの口コミ・評判を確認していきます。
- 海外トレーダーの評価や口コミ
- 国内トレーダーの評価や口コミ
に分けて紹介していきます。
FXの口座を開設する前に必ず評判はチェックしておきましょう。
海外FXの口コミ投稿サイト「FPA」の評判
先ほども紹介しましたが、海外とレーダーからの評判は良好ではありません。海外FX業者の口コミ投稿サイト「FPA」ではSCAM(詐欺業者)と判定されるほど。
通常は「SCAM」と判定されることはほとんどありません。仮に出金拒否が、その通りであってもすぐに認定されるものではなく、その他にトラブルや問題が何度も起きたときに判定されるからです。
つまり、instaforexは未払い(出金拒否)だけでなく、それ以外のトラブルも多い海外FXブローカーということ。
それでは、日本国内の口コミや評判を調査していきますね。
国内トレーダーの口コミ・評判
海外では出金を拒否される例が多くありましたが、日本ではどうなのでしょうか?
今回はSNSのTwitterをメインに調べてみました。
- 先月、InstaForexという海外ブローカーでドルで出金しようとした時「ドル出金は色々うるさいからユーロでやってくれ」と言われました。よくわかりません。(Twitter)
- ロシアのInstaForex、3ヵ月かかってやっと出金できたよ。(Twitter)
- 以前もも出金拒否を2回もされてます。FPA掲示板みたほうがいい。みんな言う通りのブローカーです。(Twitter)
- InstaForexでは現在米国ドル出金が不可能。ePaymentsを使用。(Twitter)
- InstaforexがEgoPayの取り扱いを突然おわらせた!出金拒否ということか(Twitter)
日本国内でも出金拒否などのトラブルがやはりあるようですね。
Instaforexの出金に関して改めてまとめておきます。
以上のように、日本でも出金拒否の被害に合っている人もいることがわかります。やはり口座開設は慎重にしたほうが良いですね。
中には意図的に悪い口コミを流している人もいるかもしれませんが、それにしても評判は決して良いとはいえません。
しかし、Instaforexには魅力的な部分があるのも事実です。以前は人気で利用者も多いブローカーでしたからね。そのため、今からでもinstaforexを一度試してみたいという方もいるはず。
そこでここからは、instaforexの特徴(メリット・デメリット)口座開設方法などを紹介していきます。
instaforexの強み|良い特徴(メリット)を6つ紹介
出金拒否などのトラブルが多いinstaforexですが、魅力的な強みやメリットもあります。
instaforexの良い特徴は大きく分けると以下の6つ。
では、具体的に1つずつ詳しくまとめていきますね。
①レバレッジは最大1,000倍まで設定できる|ロスカット水準は10%
instaforexは最大レバレッジを1,000倍まで選ぶことができます。これは海外FX業者の中でも高い方なので魅力を感じている人も多いです。(1,000倍を選べるのは入金ボーナスを利用していない口座なので注意)
しかし、レバレッジを高くかけているとレートのちょっとした変動でロスカットされてしまうことが増えてしまいます。
そのためレバレッジを高くかけて効率よく資金を増やすためには、ロスカット水準もかなり重要。
instaforexのロスカット水準は10%ととても低めに設定されているので、レートの大きな変動にある程度耐えられる仕組みになっています。
instaforexは最大レバレッジ1000倍、ロスカット水準10%なので他の海外FXブローカーと比べて資金効率を高めることができます。
②ゼロカットシステムが採用されている(追証は無い)
instaforexには、ゼロカットシステムが採用されています。この仕組みは、海外FX業者のほとんどで取り入れていますが、日本の業者では採用されていないのが特徴。まさに海外FX業者ならではのシステムといえます。
ゼロカットシステムとは、万が一口座の残高がマイナスになってしまっても業者側がマイナス分を補填してくれるサービスです。要するに、「どんなにトレードで負けても借金を背負うことにはならない」ということ。
レバレッジを高くかけるとその分リスクも高まりますが、トレーダー側としては口座残高がマイナスにならないので安心できますね。
③入金の最低額が1ドルからなのでハードルが低い
instaforexでは、トレードを始めるにはとてもハードルが低く手軽にスタートすることができます。
- 入金の最低額は1ドルから可能
- 最小取引単位は0.01Lot(100通貨)
(instaforexでは「1Lot=1万通貨」)
他の海外FXブローカーの場合は最低でも100ドル、200ドルのところがほとんど。
1ドルから始められるinstaforexは魅力的ですね。
④最大5%の利息が口座資金につく
instaforexは取引を行っている口座に年利5%の利息がつきます。
各月の最終日に付与させる仕組みになっています。しかし、取引を行っていない口座は利子が年利2%と減ってしまうので注意しましょう。
利息が付くということだけを見れば、日本の銀行に預けておくよりもinstaforexの口座に現金を入れたほうが良いという人もいます。
しかし「出金拒否」「信託保全がない」ということを考えると、多額の資産を入れるのは辞めたほうが無難といえますね。
⑤110種類以上の通貨ペアがある
instaforexは取り扱い商品がかなり豊富で、FX通貨ペアだけでも110種類以上あります。
他にどんな金融商品を扱っているのかまとめました。
これだけあれば、自分の得意な金融商品を選んでトレードすることが十分できるはず。
米ドル円(USD/JPY)やユーロ米ドル(EUR/USD)などの有名な通貨ペアだけでなく、ボラティリティの大きい仮想通貨まで幅広く取り扱っています。
また、instaforexにはゼロカットシステムが採用されているので、レバレッジを大きくかけて挑戦することも可能です。
⑥独自の取引ツール(WeblFX)がある
instaforexは、MT4以外に独自の取引ツール「WeblFX」を使うことができます。
WeblFXとは、ウェブブラウザで使えるMT4の簡易版のようなツール。(Window・Macのどちらでも使えます)
この独自ツールは動きもスムーズで管理画面やチャートが見やすいと評判も良いです。
しかし、MT4のようにカスタムインジケーターや自動売買は利用できません。初心者向けツールなので、チャート分析による裁量トレードが目的となります。それに、画面分割もできないので注意しましょう。(複数のチャートを同時に見ることはできます)
MT4の使い方がよくわからない人にとっては、WeblFXを使ってトレードできるので便利ですね。
それでは、次にinstaforexのデメリットをまとめていきますね。
instaforexの弱み|悪い特徴(デメリット)を8つ紹介
instaforexの悪い特長をまとめると、
などがあげられます。
それぞれのデメリットについて、詳しく説明していきますね。
①豪華なボーナスが設定されているがもらえる条件は厳しい
instaforexには豪華なボーナスがあるため、これを目的に口座開設する人も少なくありません。
ボーナスの詳細は、
- 口座開設するだけで3,500ドルのボーナスが付与される
- 入金の100%がボーナスとして付与される
このように一見とても魅力的ですが、このボーナスには実は条件があるため気を付けないといけません。
3,500ドルを使ってトレードを始めて、そこで利益が出たとしても出金することができないのです。
そして、このボーナス自体に有効期限がありその期限は7日間。わずか一週間です。3,500ドルで利益が出た人は、初回の入金後に使える取引ボーナスとなります。
もう一つの入金100%ボーナスは、入金した金額の100%分がボーナスとしてもらえるというもの。
これも一見とても豪華ですよね。入金額と同じ金額のクレジットがもらえるということです。例えば、10万円入金すると、その100%の10万円分がボーナスとして付くので、20万円からトレードを始めることが可能になります。
しかし、こちらも気を付けないといけない条件があります。ボーナスを使ってトレードする際は制限がかかってしまうのです。
具体的には、
- レバレッジが200倍になる
- ロスカット水準が100%になる
つまり、ハイレバレッジのトレードは不可能ということ。他の海外FXブローカーでも入金ボーナスがもらえることはありますが、わざわざ条件まで付けているところは少ないです。
ボーナスがもらえるからと言っても、条件を考慮して口座開設はよく検討したほうが良いですね。
②日本語の対応が無い|公式HPや問い合わせもすべて外国語
instaforexは、日本語での問い合わせ対応は一切やっていません。(問い合わせ自体は24時間可能です)
公式サイトを確認してもすべて英語で、日本語での説明がありません。自分で翻訳して理解するしかありません。今は、英語の文章を翻訳してくれるツールやサイトが沢山あるため、そこまで不自由と感じることはないかもしれませんが、トラブルがあったときは大変です。
ですから、もし出金拒否されたときには問い合わせても上手く伝わらず泣き寝入りする羽目になる可能性も。
英語が得意な人は全く問題ありませんが、苦手な人は他の海外FXブローカーも検討したほうが良いかもしれません。
③口座の基軸通貨に日本円が無い
instaforexの基軸通貨には円がありません。そのため、入出金するときは円からドル(ユーロ・ルーブル)などの両替が必須。
入出金するタイミングによっては、相場の影響が大きく響き、自分が思っていた以上に損することもあります。(反対に得することもあります)
このようになるので、instaforexで資金を大きく移動させる際は、為替の動きも考慮しながら両替しなければいけません。
④口座がDD方式のみ|ストップ刈りに合うリスクが高くなる
instaforexの取引方式は「DD方式」のみ。
本来FXの取引方式には以下の通り2種類あります。
DD方式は、業者のディーラーとトレーダーが1対1で取引をする方式で、トレーダーの利益はすべて業者側の損失になるのが特徴。(日本のFX業者はDD方式がほとんどです)
DD方式だとトレーダーに有利なタイミングで決済ができないこともあり、約定ができない状況になってしまうこともあります。
その一方で、(instaforexにはありませんが)NDD方式というものがあります。ディーラーを通さず直接金融機関と取引する方式のことで、こちらのほうがトレーダーとしては有利な状態になります。
「トレーダーに有利になっても業者は大丈夫なのか?」と思う人もいるかもしれませんが、業者側には手数料が入る仕組みになっているのです。
その手数料が、すべて業者側の利益になるため「トレーダーにもっと取引してもらいたい」という論理になるわけです。
再度まとめると、
ということ。
instaforexは、トラブルの大半を占める出金拒否に遭ってしまうリスクだけでなく、リクオートや約定拒否に合うリスクもあるので気を付けましょう。
⑤スプレッドがとても広い
instaforexでは口座タイプが2つあります。
「スタンダード口座」(スプレッドが固定されている)と、「Eurica口座」(スプレッドが0)の口座ですが、どちらも取引コストはとても割高なのです。
スプレッドを重視している人はよく考えてから利用しましょう。
他の海外FXブローカーとスプレッドを比較してみるとその差が分かりやすいので表にしてみました。
スタンダード口座の場合
まず手数料無料のスタンダード口座の詳細を他社(AXIORY・XMTrading・Tradeview)と比べてみました。
ブローカー名 | ①instaforex | ②AXIORY | ③XMTrading | ④Tradeview |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ドル/円(USD/JPY) | 原則固定 3.0pips | 1.3pips | 1.7pips | 1.8pips |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 原則固定 3.0pips | 1.5pips | 2.5pips | 1.9pips |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 原則固定 3.0pips | 1.4pips | 1.7pips | 1.7pips |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 原則固定 7.0pips | 2.5pips | 3.6pips | 2.3pips |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 原則固定 8.0pips | 2.1pips | 2.5pips | 2.6pips |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 原則固定 8.0pips | 2.2pips | 3.5pips | 2.9pips |
Eurica口座の場合
次にEurica口座を比較しました。Eurica口座のスプレッドは0pipsで原則固定ですが、その代わりに手数料が高めにされています。
ブローカー名 | ①instaforex | ②AXIORY | ③XMTrading | ④Tradeview |
取引手数料 | 通貨ペアによって変わる | 6ドル (片道3.0ドル) |
10ドル (片道5.0ドル) |
5ドル (片道2.5ドル) |
ドル/(USD/JPY) | 手数料 3.0 (3.0pips) |
0.5pips (1.1pips) |
0.4pips (1.4pips) |
0.2pips (0.7pips) |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 手数料 3.0 (3.0pips) |
0.7pips (1.3pips) |
0.5pips (1.5pips) |
0.4pips (0.9pips) |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 手数料 3.0 (3.0pips) |
0.3pips (1.0pips) |
0.3pips (1.3pips) |
0.2pips (0.7pips) |
英ポンド/円(GBP/JPY) | 手数料 7.0 (7.0pips) |
1.0pips (1.5pips) |
0.7pips (1.7pips) |
0.5pips (1.0pips) |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 手数料 8.0 (8.0pips) |
0.9pips (1.4pips) |
0.9pips (1.9pips) |
0.5pips (1.0pips) |
カナダドル/(CAD/JPY) | 手数料 8.0 (8.0pips) |
1.1pips (1.6pips) |
1.0pips (2.0pips) |
0.7pips (1.2pips) |
instaforexの通貨ペアはほとんどスプレッドが広いですね。Eurica口座も手数料の設定が高く、スタンダード口座と同じように取引コストも高くなります。
他の海外FXブローカーと比べてもその差は大きく、中長期のトレードを考えている人は十分注意しなくてはいけません。
⑥スワップポイントが安い
instaforexはスワップポイントも安いです。
マイナススワップの通貨ペアが多いので、売り・買い問わず中長期のトレードにはおすすめできません。
取引コストも高いので短期向けとも言えず、どっちつかずの条件になっています。
⑦口座開設時に必要な書類は英語に直して提出しなければいけない
instaforexは公式HPがすべて英語です。問い合わせに関しても日本語対応はしていません。
その理由は、instaforexには日本人のスタッフ(社員)が一人もいないからです。
日本語がわかるスタッフがいないので、口座開設の時に必要な書類もすべて英語で提出しなければいけません。
書類を提出する際は、原本と一緒に全部自分で英語に翻訳したメモも添えて提出するようにしましょう。
ここまでして口座開設するべきなのか悩んでしまう人も多く、他の業者も同時に検討するのがオススメです。
⑧入出金の手数料が高く反映もスムーズではない
instaforexは、入金・出金の際にかかる時間もスムーズではないと評判はイマイチです。
どのくらい時間がかかるのかというと、入金手段によっては着金までに平均2~5営業日。
出金にも平均1~6営業日、場合によっては3ヶ月以上待ったという人もいます。手数料も他のブローカーと比較しても割高な設定です。
出金する時は海外の銀行から送金となるため、出金手数料が2%取られてしまいます。(中継銀行の手数料とは別)
例えば、100万円を出金したい場合、手数料だけで2万円発生することになります。手数料がかかったとしても普通に出金できればまだ良いですが、これまでのトラブルなどを考えると支払ってくれない可能性もあるので気を付けないといけません。
instaforexの口座開設の流れは3ステップ
ここからはinstaforexの口座開設の流れをまとめていきます。
instaforexで口座開設する際は少し手間がかかるので注意してください。
他の海外FXブローカーで口座を作ったことがある人は面倒に感じる人もいるかもしれませんが、基本的には3ステップです。
それでは流れを詳しく解説していきます。
①公式ホームページでアカウントを作成する
まず自分のアカウントを作成します。入力する情報は以下の4つです。
この4つを入力すればOKなのですが、その下に2つほどチェックを入れる項目があります。
- 『I agree to the terms and conditions of the public offer(公募の契約条件に同意します)』
- 『Get a letter of instructions(指示の手紙を受け取ります)』
納得できれば『Open an account(口座を開設)』をクリックします。
②個人情報や必要事項を入力する
登録したメールアドレスにinstaforexからすぐにメールが届くのでメールボックスを確認しましょう。
(届いていない場合は迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性があります)
メールには以下の情報が記載されています。
ログインには上記の2つが必要となるので、忘れないようにメモを取っておいたほうがいいですね。
2つの情報を入力すればログインができるはずです。ログインができたら次は個人情報の入力になります。
画面の左側に『Account settings(アカウント設定)』というボタンがあるのでクリックし『Personal infomation(個人情報)』を開きます。
入力する個人情報は誕生日と住所。
すべて入力が終わってから【Save changes(変更内容を保存)】をクリックすればOKです。
③本人確認書類をアップロードする
最後のステップは本人確認書類のアップロードを行います。
ログインした画面の左側にある【Account settings(アカウント設定)】をクリックし『Verify account(アカウントを確認)』を開きます。
画面の下の方に本人確認書類をアップロードする場所があるので「Choose file(ファイルを選ぶ)」から個人情報の書類をアップロードする流れになります。
具体的に本人確認として使える書類は以下の通り。(2枚アップロードする必要があります)
2枚の写真の他にもう一つ必要なものがあります。それは英語に翻訳したメモです。メモがないと、本人確認ができずに放置されてしまう可能性もあるので注意しましょう。
無事アップロードできれば口座開設は完了です。
instaforexで利用できる入出金の方法|手数料も紹介
instaforexで利用できる入金・出金の方法と手数料についてまとめました。
選ぶ方法によって手数料も変わるので確認しておきましょう。
入金方法と手数料まとめ
instaforexは下記の11個の方法で入金することができます。(現在⑦~⑪の方法は利用不可になっていますが今後変わる可能性もあります)
入金の方法 | 入金にかかる手数料 | 反映されるまでの時間 |
①クレジットカード | 無料 | 即日 |
②海外銀行送金 | 無料 (銀行側で別途手数料が発生する) |
2~5営業日程度 |
③仮想通貨(ビットコイン) | 無料 | 3時間以内 |
④仮想通貨(ライトコイン) | 無料 | 3時間以内 |
⑤仮想通貨(USDT・テザー) | 無料 | 3時間以内 |
⑥PayCo | 無料 | 即時に反映 |
⑦ZotaPay(※) | 3%+0.3ユーロ | 即時に反映 |
⑧instaforex benecard(※) | 無料 | 即日に反映 |
⑨Alipay(※) | 無料 | 即時に反映 |
⑩WeChat(※) | 無料 | 即時に反映 |
⑪Skrill(※) | 無料 | 即日に反映 |
(※)が付いている方法は2020年5月現在は利用不可となっています。
以上の通り、マイページからいつでも簡単に入金することが可能です。
出金方法と手数料まとめ
instaforexは下記の13個の方法で出金することができます。(現在⑧~⑬の方法は利用不可になっていますが今後変わる可能性もあります)
出金の方法 | 出金にかかる手数料 | 反映にかかる時間 |
①クレジットカード | 無料 | 1日~3ヶ月 |
②海外銀行送金 | 無料 (銀行側で別途手数料が発生する) |
2~5営業日程度 |
③東南アジア銀行送金 | 無料 | 1~7営業日 |
④仮想通貨(ビットコイン) | 無料 | 3時間以内 |
⑤仮想通貨(ライトコイン) | 無料 | 3時間以内 |
⑥仮想通貨(USDT・テザー) | 無料 | 3時間以内 |
⑦PayCo | 無料 | 即時 |
⑧ZotaPay(※) | – | – |
⑨instaforex benecard(※) | 1% | 即日 |
⑩Alipay(※) | – | – |
⑪WeChat(※) | – | – |
⑫NETELLER(※) | 2% | 即日 |
⑬Skrill(※) | 1.39% | 即日 |
(※)が付いている方法は2020年5月現在、利用不可となっています。
基本的には入金したときの方法と同じ方法でしか出金はできません。クレジットカードを使って入金した場合は、入金額と同額のみが出金可能となります。
もし利益が出ていたらその分は海外銀行送金でしか出金できないので注意しましょう。(理由はマネーロンダリング防止)
入金する際は「海外銀行送金」で行った方が、出金するときに手間がかかりませんよ。
instaforexに関する疑問点とよくある質問
instaforexに関するよくある質問や疑問点をまとめていきます。
FXの口座開設をしようと考えている人は、ぜひチェックしておきましょう。
Q1.instaforexはデモ口座の用意はありますか?
instaforexにはデモ口座が用意されています。口座開設をする前にお試しすることができるのは安心ですね。
デモ口座の開設はリアル口座よりとても簡単です。下記の5つの情報を入力するだけなので手間はかかりません。
「instaforexで口座を開設してみようかな?」と迷っている人は、デモトレード用口座で一度試してみるのもいいですね。
リアル口座と同じ条件で開設すれば、損益や証拠金維持率を具体的に体験することができます。
Q2.instaforexには何種類の口座があるの?オススメは?
instaforexには4種類の口座タイプがあります。
- スタンダード口座(Insta)
- スタンダード口座(Eurica)
- Cent口座(Insta)
- Cent口座(Eurica)
この中でもスタンダード口座(insta)が一番オススメ。ちなみに、それぞれの口座タイプの詳細は次のようになっています。
口座の種類 | ①スタンダード口座(Insta) | ②スタンダード口座(Eurica) | ③Cent口座 (Insta) |
④Cent口座 (Eurica) |
注文方式 | DD方式 | |||
口座通貨 | USD(ドル)・EUR(ユーロ)・RUB(ルーブル) | |||
レバレッジ最大値 | 1,000倍 | |||
単位(1ロット) | 1Lot=10,000通貨 | |||
取引単位(最小) | 0.01Lot(100通貨) | 0.1Lot(1,000通貨) | 0.01Lot(100通貨) | 0.1Lot(1,000通貨) |
取引にかかる手数料 | 無料 | |||
入金額(最低) | 1ドル~無制限 | 1ドル~1,000ドル | 1ドル~無制限 | 1ドル~1,000ドル |
マージンコール | 30% | |||
ロスカット水準 | 10% | |||
ゼロカット | あり | |||
プラットフォーム | MT4・WeblFX | |||
デモ口座の用意 | あり | |||
ボーナス | あり |
Q3.入金時の方法で一番オススメなのはどれか?
取引にかかる手数料や管理について、総合的に見ると海外銀行送金で入金するのがオススメです。
Q4.instaforexでレバレッジを変更する方法は?
instaforexでレバレッジを変更したい場合、以下の手順で変えることができます。
Q5.口座を維持するための費用はいくら?
instaforexの利用で口座維持費は一切かかりません。
しかし口座開設後、一定期間以下のようなことが続いた場合、利息が減るので注意しましょう。
- 口座へいつまでも入金しない
- トレードをいつまでもしない
通常付与される利息は10%ですが、2%に減ってしまいます。
Q6.InstaForexを運営しているのはどんな会社なのか?
InstaForexを運営している会社の概要は以下の通り。
海外FXブローカー | InstaForex |
登録法人名 | InstaForex Group |
国 | ロシア連邦 |
本社の住所 | 4A Pobedy Square, Kaliningrad Passage business center, office 610, Kaliningrad, 236022 |
金融ライセンス | BVIFSC |
サービス開始 | 2007年 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
日本語カスタマーサポート | 無し |
ゼロカットシステム | あり |
基軸通貨 | ドル |
メールでの問い合わせ | support@instaforex.com |
電話での問い合わせ | コールバックあり(公式サイト右下より) |
所在地のマップ |
【まとめ】instaforexの口座開設は慎重に検討しよう
instaforexの特徴(メリット・デメリット)や安全性・評判について詳しく紹介してきました。
最後に良い点と悪い点をもう一度まとめておきたいと思います。
悪い点は以下の通り。
正直、メリットよりもデメリットの方が多い業者と言わざるを得ません。
口座開設をしようと考えている人は、メインで使うよりもサブとして利用するのが無難です。他の海外FX業者とも併せて比較・検討し、口座開設は慎重に判断しましょう。
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